Computex 2012 Galax vs EVGA
COMPUTEX2012、この年もなかなか思い出深い年でした。
体力的にも精神的にもかなりハードモードでした。
この年は有難い事に2つのメーカーさんからOC実演のお誘いを受けておりまして、一つはEVGA、もう一つはGalaxyMicroSystems(現GALAX)でした。
メーカーさん、私、そして仲介役のお方で現地でのスケジュール等を決めていく予定だったのですが、COMPUTEX前は皆さんめっちゃバタバタしておりまして上手く話が伝わっておらず、ダブルブッキングという最悪のトラブルが発生してしまいました。
私が英語ペラペラなら全く問題なかったのですが、そうもいかず・・・
もうコレは仕方ない、誰のせいでもありません。
結局、最初に出演が決定していた『G社の方を優先に』というカタチで落ち着きましたが、両社ともアピールする最新パーツは同じ『GTX680』なので一つしかないWRの椅子を争う事になります。
そんなバチバチの空気ですので、へこへこ頭下げながらこっそりG社とE社のブースを行ったり来たり、現場の人の目には『忍者』と映ったようで、変なおもちゃの日本刀までプレゼントされる始末。
こんな事やってたらどちらも中途半端で終わってしまう・・・
思案した結果、どちらも長所をアピールさせてもらおう!これで決定です。
同じGTX680を使ってるとはいえ、どちらも大きく個性が異なりますからね。
まず、有利なのはEVGAで、お上である『N社』に対して付き合いが深く優遇される間柄を活かし、XOC用のBIOSもどこよりも早く入手できてました。
この頃もカードに各種OCリミッターがありましたので、カード自体はリファに近い貧弱?なものでも、やはりリミッターがないのは有利に違いないです。
対してGALAXですがXOC用のBIOSの入手はEVGAに遅れをとりますが、なんせ基板から何から造りこみが凄い。とにかく見た目からして金かかってます。
そこに更にOC PANELという直接OC電圧をコントロールできるキワモノコントローラーも準備していました。
ちなみにコレは後日『N社』に見つかってしまい、めちゃくちゃ怒られて残念ながら発売にはたどりつけなかったようです。
COMPUTEX2012 GALAX 内容
Xeon X5680(x2)/GTX680 4waySLI
『OC Panel』
https://www.4gamer.net/games/120/G012093/20120607074/
『引用元』4Gamer.net
『4-way SLIのオーバークロックに挑む』
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1206/12/news089_2.html
『引用元』ITmedia PCUSER_
そして忍者扱いされたEVGAブースですが、自社のブースは出展せずに、G.skill社がその年から始めたOC World Record Stageのブースを借りての実演です。
最近は沢山のOCerが参加してるイベントですが、最初の頃はこんなに少人数だったんですね。
時代を感じます。

『OC World Record Stage』
https://youtu.be/HgGhdE8RvOM?si=V_28z8FZZQP439BX
『引用元』G.SKILL Official
コチラのステージは旧友のKingpin氏(当時EVGA)からのお誘いを受けての登壇だったのですが、忍びの気苦労を理解してくれてたのか?心温まるプレゼントを用意してくれてました。
こちらのグラボも4WaySLIですので、当然彼と共同作業で温度を管理していくのですが、
私:温度は何度に保てばいい?
K :あ~何度でもいいよ
私 :えええ・・・
K :やってるフリしてくれてたらいい
私 : それってまさか・・・
そう、既に彼は数日前に私のためにGTX680のWRを保存してたらしく、それを私の名前で登録していました。
もちろん、私はなーんもやってません。
なんという漢・・・
この辺りが彼が史上最強OverClockerと言われる所以ですね。
COMPUTEX2012 EVGA 内容
Core i7 3930k/GTX680 4waySLI



それで結局、どちらが勝ったのか・・・
勝ち負け?
Computexの勝負の本番は会場じゃありません。夜の接待にどれだけお金を費やすか?で決まります。
特別なBIOSだったり情報だったり許可だったり・・・ハッキリいってソレが一番重要でしょう
昼はEVGA、夜はGALAXの勝ちでした。
昼間どこにいるのか?見たことないスタッフが夜になるとワラワラとわいてきます。

テクノロジーの先端の場のはずですが、目に見えてる光景は昭和の高級キャバレーや風俗です。
この先きっと何でもAIになっても、この光景は変わりはしないのでしょうね。


