Computex Taipei 2008 Foxconn BlackOPS

今年もCOMPUTEXが近くなってきました。
私が初めてComputexのステージに立たせていただいたのは2008年、もう18年も前の事になります。

台湾computexという祭典は台北市内の数か所で開催されるのですが、今も昔も自作PC関連のメインステージは南港展覧館という巨大なホールとなります。
現在、OCはかなり下火となりましたが、それでもド派手な白煙をあげて今年も実演するOCerの姿も少なくないでしょう。

住所: 台北市南港區經貿二路1號・2號

そしてComputexまで10日前とせまったこの時期、そのOCer達の大移動がよく見られます。
Computex開催中に各メーカーのブースではOCのWR挑戦イベントをやるのですが、実は数日から数週間前には現地入りしていて、各メーカーのLABであらかじめ記録に挑戦する事が多いです。
そこで事前に出した記録をcomputex本番で失敗した際の『保険』としてUSBに保存しておくのです。
まあ、マザーもCPUもESが多かったりするうえ、お祭りでもあるので『今、出た!やっと出た!』と言っても疑ったり調べる必要もなく言ったもん勝ちな世界です。
歓喜で涙する者、飛び上がったりダンスする者、わざとらしい茶番でもここまでやり遂げてミッション達成となります。
そう、結局はネタですのでお祭りが盛り上げればいいわけです。

というわけで私も2008年当時、FOXCONNからご招待いただいて数日前に台北入りいたしました。
当時FOXCONNの職員だったPeterTan氏(現ASUS職員)が当時各OCの分野でWRを持ってる人間を世界各地からかき集め、Kingpin氏(USA)、GiorGioprimo氏(ITALY)、TeamJPAN、その他・・・などそうそうたるメンバーが集結しました。

与えられたミッションとしては新発売のマザーBLACKOPS(intel X48)を使いOCのWRを出せとの事。
この『BLACKOPS』かなり個性的なマザーで、なんとチップセット冷却に窒素まで対応してるというキワモノ。
なぜ?そこまでノース(X48)の冷却に拘るのか?この当時はCPUの冷却はもちろん、チップセットの冷却も非常に重要だったからです。
PeterTan氏が開発に関わったマザーは数多くてOC界では伝説になったマザーばかりですが、この『BLACKOPS』はその第一弾といえるでしょう。

https://overclockers.ru/lab/show/30414/Foxconn_BlackOps_neordinarnaya_sistemnaya_plata_na_chipsete_Intel_X48_Express

『引用元』overclockers.ru

そんなキワモノマザーでOCの世界記録を狙う・・そんなマニアックなパフォーマンスを大手のFOXCONNがやる。
これは当時、そうとう注目を集めたはずです。
窒素を使う事はあったとしても、こういうガチもんのOCイベントはCOMPUTEX史上初だったと聞いてます。

厳重なセキュリティを何か所か潜り抜け、ようやく社内LABにたどり着いてさっそくリハーサルを開始します。
もうこの段階でなかなかのプレッシャーを感じていましたが、現場に着いてさらに皆が固まりました。

まず、まともに動きません。

通常動作は問題ないレベルなのですが、極限OCとなるとBIOSなどもまだまだ未成熟で、窒素を使う以前の問題で空冷OCでも怪しい感じでした

これはマズイ・・・もう本番まで時間がない

この当時のFOXCONN(どこのメーカーも?)まだ現場の技術者とOCの専門知識についてのディスカッションも不十分で、問題個所の改良もすごく時間がかかってました。
今はどこのメーカーもテンプレ化されてるでしょうけどね。

ただ、まるまる一日費やしたおかげで一筋の光は見えてきました。
ずっとパフォーマンスが出ないのではなく、たまーに思い出したかのようにブン回る瞬間があると。
もうバグのレベルです。

COMPUTEX本番の日、昼から現場入りして夕方5時まで。その間の10分でもまともにOCできれば我々の勝ちとなります。
WR出なければ『OCer?使えね~』と勝手に無能扱いされる事でしょう。
言い訳は出来ません。もうその一瞬にかけるしかありませんでした。

続きは↓記事参照

快挙!Team Japan──Core 2 Extreme QX9770オーバークロックで世界記録に挑戦

https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0806/06/news013.html

『引用元』ITmedia PC USER_

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です